福祉の街 社長ブログ

【社長ブログ】自立や長期目標は私たち自身の問題

朝夕すっかり冷え込む季節になりましたが、皆さんの地域ではいかがでしょうか。

 

(問いかけられた私たち自身の自立そして目標)

先月末、セントケア・ホールディングの田村良一常務取締役にお越し頂き、「地域包括ケアシステムに向けての今後の対応」~街づくりの視点から地域に関わる~というテーマで、当社ケアマネジャーやサービス提供責任者にお話しいただきました。

その講演の冒頭で「高齢者の自立を支援する立場のケアマネジャーやサービス提供責任者こそが、まず自立しているべきであるが、皆さんは自立できていますか?」、また「プランの中で高齢者の長期目標・短期目標をたてている専門職自身が、自ら長期目標・短期目標をもって仕事をしていますか、人生を送っていますか!」という問いかけがありました。

その問いかけに、私は不意をつかれたような心持ちになりました。それは当社のケアマネジャーやサービス提供者たちも同じだったことでしょう。 

 

 

 

(地域や介護専門職への愛情に満ちたセントケアH田村良一常務取締役の講演)

 

(私にとっての二つの問題意識)

5年半前に介護業界に転職した時のことを想い起しました。その時私には、問題意識が二つありました。一つは高い価値観に基づく仕事をしたい、ということです。理念・ビジョンが明確な仕事をやりたい、それが転職の一つの理由でした。それまでは、経営戦略や戦術に長けていても、それをどこにむかって推し進めていったらいいのかわからない状態でした。当社には「YOU ISM」という創業来明確な経営理念があります。

もう一つは介護分野におけるバリューチェーンの構築」です。バリューチェーンとは、製造業等の経営管理手法を介護分野にも適用し、新たな視点から複合的に事業を構築するというものです。

 

(私にとっての自立・長期目標)

社長就任してちょうど半年たちました。今は経営理念「YOU ISM」を具体的に行動に落とし込む、という一つ目の問題意識に注力しています。それは「会社の自立を確固たるものにする」ということであり、私の「自立」に関わる大命題でもあります。

田村さんは、セントケアで介護事業全般を統括し、常務取締役という重責を果たす傍ら、週末は地元の千葉県の千倉で地域づくりに取り組んでおられるそうですが、私も早く二つ目の問題意識にも着手し、高齢化が一気に進む埼玉県で、田村さんの千葉県千倉に匹敵するような「埼玉地域モデル」を作りたいと、意を強くました。

私の長期目標は、上記の二つの問題意識を統合しながら「ソーシャルビジネス」を構築することです。私が目標とする「ソーシャルビジネス」とは、「介護事業を軸としながら、地域の福祉やまちづくり、経済の活性化等、様々な社会問題を解決し貢献する」ことです。それは新しいソーシャルネットワーク(IT技術)や資金調達方法(例えばクラウドファイナンス)の活用も含む、複合的な新しい事業(=バリューチェーンの構築)です。いわば新しい「福祉の街」づくりです。この12月、当社所長たちと今後5年間の目標を定める宿泊合宿を予定していますが、それは長期目標実現に向けての第一歩です。 

 

このような想いを蘇らせ、行動に駆り立てた田村さんのお話は、厳しさとともに、地域そして介護に携わる専門職への愛情に満ちたものだったと思います。

 

平尾 雅司