富家病院 見学
皆様こんにちは。高橋です。
うだるような暑さが続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
先日、ふじみ野市GH開設にあたり、近隣の富家病院の見学に行ってまいりました。富家病院は近年の高齢化の急速な進展、それに伴う慢性器疾患の重度化など見過ごす事のできない問題に正面から取り組み、高度先進慢性期医療を実践されています。「在宅医療には重すぎ、入院するほどではない」という高齢者医療のニーズの隙間を埋めるべく、クリニックやデイケア、居宅介護支援、訪問診療、訪問リハビリなどの在宅リハビリテーションケアセンターをはじめ、特別養護老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)など多岐に渡って様々なサービスを展開し、高齢者の生活を支え続けています。
最新の医療技術やリゾートホテルのような作りの施設、そして、豪華な設備など随所に感動と驚きを覚えましたが、特筆すべきはやはりその取り組みにあります。まず一つは虐待・身体拘束についての取り組みです。富家病院では現在、患者様やお客様に対して身体拘束は1件もなく、たとえ前の病院で抑制が必要とされていた患者様が転院してこられても、富家病院では身体拘束は行わないとのことです。それは「何があっても『人としての尊厳』を損なうことは絶対にあってはならない」という院長の確固たる意志のもと、医師や看護師をはじめ、PT、OT、事務員も一体となり、交代で見守りを続けていることで実現されているそうです。
更にもう一つ、私が深く感銘を受けたのは「ナラティブ・ホスピタル」という取り組みです。単に医療的な側面をケアするだけではなく、患者様ひとりひとりの人生にも目を向け、慢性期医療を必要として入院してくることも「人生の物語」の一部であり、最後までその人がその人らしく人生を全うできるようサポートしていくという取り組みです。
施設内には「物語の階段」という階段があります。そこにはたくさんの亡くなられた方の写真が飾ってあります。そのどれもが入院中に撮影された写真でありながら、まるで日常生活をきりとったスナップ写真のようで、今にも笑い声が聞こえてきそうなくらいの素敵な笑顔に溢れているのです。そのひとりひとりの笑顔から、富家病院のスタッフの皆さまが「患者」としてではなく「一人の人間」として接していることがうかがえました。
富家病院や関連施設の中を歩いていると、医師や看護師、理学療法士や事務員、清掃の方など様々なスタッフの皆さまが、忙しい手を止めて笑顔で挨拶をしてくださいました。この最良の「ホスピタリティ」の心が、患者様やお客様の笑顔を生んでいるのだと強く感じました。
今回見学をさせていただいて、私がもっとも学んだことは「人と人の繋がり」であり、「ホスピタリティ」の心についてもっと深く考えていく良いきっかけになりました。
富家病院の皆さま、お忙しい中ありがとうございました。
特別に許可を頂き「物語の階段」を撮影させていただきました。
治療の日々でありながらも、明るく過ごされていた皆様の日常の一コマがたくさん飾られていました。






















