クリスティーン・ブライデンさん 訪日特別講演

クリスティーン・ブライデンさん 訪日特別講演

皆さま、こんにちは。 「音楽療法ラボ」担当の くどう です。

4月22日(土)、 池袋 の 帝京平成大学 沖永記念ホール にて行われた 「クリスティーン・ブライデン訪日特別講演~本人の視点で認知症ケアを考える~」 に、事業部 の 十九浦さんと参加してきました。
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クリスティーン・ブライデンさん は、 オーストラリア 在住 の 68歳の 女性。 46歳で 若年性認知症 と診断されて 22年間、 認知症 と共に生き、こうした講演活動も行い、当事者の視点を訴え続けている方です。
本公演では、日本の 「日本認知症ワーキンググループ」 から同じく若年性認知症と診断されて共に様々な活動をされている藤田和子さん、佐藤雅彦さんも出演され、お話しされていました。
一言でいうと 「認知症の方です。」 って言われないと分からないほど、本当にまっすぐにご自分のお気持ちをしっかりとお話しされていました。
ご本人たちのお話しの中で、 「一見認知症に見られないから困っている。」 という言葉があったように、その裏では本当に大変なご苦労をされているとの事でした。 だからこそ 「自分たちが自ら訴えていかなくてはいけない。」 という強い信念を持って、政府への働きかけや講演活動などを行っているそうです。

お話しの中で興味深かったのは 「頭痛」 について。
頭痛と言っても様々な原因があると推測されますが、認知症の方独特の頭の中がもやもやするような、表現するのが難しい 「頭痛」 の状態があるそうなのです。 もちろん個人差はあると思いますが、 「医者にも中々分かってもらえなかった・・・」 とお話しされていましたが、 「医者も私たちの言葉(症状の訴え等)によって勉強していく。」 ともお話しされていました。

また、藤田さんは 「車の運転」 について、 日本 は 「認知症と診断されたら免許取り消しまたは停止」 となっている現状について、 「診断書で一括りにしないで、もっと個人の能力で判断してほしい。」 と話し、厚生労働省への提案や社会への発信をされています。  昨今高齢者ドライバーによる事故が多発していますが、私自身も簡単に一括りにしてはいけないな・・・と考えさせられた言葉でした。 ちなみに オーストラリア では、技能試験等での判断となっていて、100歳のドライバーもいるそうです。

ロビーでは全国各地の オレンジカフェ のポスターが掲載されていましたが、 オレンジカフェ 実施市町村数、設置カフェ数ともに 埼玉県 はなんと 全国第 1位。 今後は認知症の当事者の方が作り上げていく過程で委員として企画に参加したりしていくことが主流となる事を望んでいらっしゃいます。
オレンジカフェ への音楽参加も只今積極的に取り組んでいますが、 クリスティーンさん からも、日本の施設で当事者とバンドを組んだお話があり、音楽に出来る事の可能性を更に広げていただけました。

私 くどう も、今、 クリスティーンさん や 藤田さん が 「若年性認知症」 と診断された年齢を迎え、他人事ではないという思いで帰路につきました。

MD くどう