福祉の街 レンタル鴻巣

ショッピングカート最強説

もう4月が終わってしまう!! そう思いながら慌ててこの文章を書いています。

この4月より 「レンタルふくしのまち鴻巣」 にて 福祉用具担当 として勤務させて頂いております 赤城 弘美 と申します。

以前から 福祉の街 で 福祉用具担当 として働かせていただいておりますが、娘の出産の為、産休・育休をいただいておりました。 娘の1才の誕生日で育休終了予定でしたが、見事に今、社会問題となっております待機児童になってしまいました・・・ この度、1才半で何とか保育園にお願いすることが出来、少し長めの育休が明け、 「レンタルふくしのまち鴻巣」 にて職場復帰を果たしました。

以前は、 「レンタルふくしのまち西入間」 等で勤務し、その際にも何度か福祉用具業務の中での気づき等について、ブログを書かせて頂いておりました。 ご興味のある方は、お手すきの時にでも目を通して頂けますと幸いです。

では、早速ですが、妊娠中とその後の育児の中で、思わず福祉用具担当の職業病(?)が炸裂した出来事を仕事復帰の自己紹介がてら書かせていただきます。

その一つが、タイトルにした 「ショッピングカート最強説」 です。

福祉用具担当(以下、省略して用具担当)をしている中での "あるある" の一つが、 「ショッピングカート最強説」 です。

歩行が不安定になってきたご利用者様のもとへ、杖や歩行器、車椅子の選定・ご提案でお伺いしますと、よくご利用者様よりお聞きするのが、 「スーパー等のショッピングカートの様な物は借りられ(買え)ないかしら?」 というお言葉です。 「スーパーの中をカート押して歩いてる時が、一番楽なのよ・・・ 転倒する心配がないし、腰や膝も痛くならないし、重い物も楽々運べるしね。」 というお言葉が決まり文句のように続きます。

まぁ上の言葉はご利用者様の発言をまとめて簡略化してますが、だいたい皆さま近いお話をされます。

そして、それに対しての私たちの答えもだいたい決まっています。 「ショッピングカートが快適なのは、あくまで床が平坦なお店の中だけです。 駐車場に出ると、とたんに動きが悪くなったりしませんか? ましてや一般の道に出たら、歩道の縁石や踏切、砂利など様々な段差等の障害で、とても使いにくいと思いますよ。 坂道やちょっとした傾斜でもブレーキがないので制御出来ませんし、ちょっと手を離した隙に勝手に動き出したりしますし、平坦なお店の中と一般の道とでは丁度良い持ち手の高さも違いますよ。」とお話をさせていただきます。

そういった説明でご納得下さる方もいらっしゃいますが、身をもって体験しないことにはなかなかご納得いただけない方もいらっしゃいます。 ただ、だいたいの方は、実際に歩行器や車椅子を利用され始めますと、今まで実感していなかったちょっとした段差や傾斜を実感され、ご納得下さいます。

その "身をもって体験する" ということを産休中にしてきました・・・ 妊娠中つわりがひどく、お腹の張りも酷かった私は、最低限、財布と携帯電話の入っただけの小さいバッグを持って歩くだけでも辛く、スーパー等の平坦な床の上でもあっという間に張って痛くなる私のお腹が、カートを押して歩くだけで飛躍的に楽になるのです。 「あぁ、ご利用者様が口々におっしゃっていたのは、こういう事なのだなぁ。」と、「ショッピングカート最強説」 を本当に、つくづく実感しました。

ある時、夫の誕生日プレゼントを買いに普段入らないお店を数件まわった時は、ちょっとした床材の違いでお腹が張ったり張らなかったりということを体験・・・ 「あぁ、皆さまこんな大変な思いをしながら日々の生活をされているのだなぁ。」 とご利用者様の日常をしみじみ実感しました。 今までも親身になって、少しでも痛みを軽減したり、安全・安楽・快適な生活が出来るように提案・支援してきたつもりですが、職場復帰後はより励もう!! と思いました。

産休育休期間中、妊婦生活や育児の中で、この様な介護に通じる気づきがたくさんありました。 そういった事もここで書いていければと考えております。

一般家庭の家の造りから、街なかの道路の造り、スーパーやショッピングモール等の建物の造り等、介護と育児の共通点や相違点等、たくさんの気づきをこれからに活かしていきたいと考えている今日この頃です。

 

レンタルふくしのまち鴻巣

赤城 弘美