福祉の街 本社

2019年度 世界アルツハイマーデー記念講演会

9月7日、公益社団法人認知症の人と家族の会 埼玉県支部 主催の 2019年度 世界アルツハイマーデー記念講演会 を拝聴しました。

医療法人真正会 霞ヶ関南病院 理事長 斉藤正身先生 による 「介護と医療を結びつけるリハビリテーションの役割」 は、 昭和47年11月26日 に定められた 真正会 の 設立理念 「老人にも明日がある ~医療の原点は福祉である・地域なくして医療は成り立たない~」 のお話から始まりました。 「『医療の原点は福祉である=医療と介護の連携、地域なくして医療は成り立たない=地域包括システム』 と考えますと、父の言っていた通りの世の中になってきたという感慨があります。」と先生はおっしゃっていました。 講演の後半で事例としてご紹介いただいた 地域住民との連携事業「買い物支援バス友の会」 や、 コミュニティネットワークかわごえ(川越地域包括ケア推進協議会) の取りまとめには、50年近く前からそういった理念の下で取り組まれ、培われてこられた地域との信頼関係も大きく寄与したのではないかと感じ、その先見の明に驚きました。

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もっとも印象に残ったのは、「リハビリテーションで大事なことは"評価"。 どういった状態か、何が問題か、どこまで回復できるかという予後予測・・・ 特に認知症の方については作業療法士(OT)による状態把握が大切。 OTは作業療法士ではなく、生活療法士といってもよいのではないかと思う。 ご本人の身体改善だけではなく、介護負担の軽減にもつながることから、認知症の方を含む高齢者のリハビリテーションは必要。」 とったお話でした。

また、 認知症の有無にリハビリ効果の違いはないという回復期リハビリ病棟のデータをもとにした 「たとえ認知症があっても、回復をあきらめない!」 といったお話や、「人にとって大事な "居場所" "行く場所" "座る場所" をどう準備するかが大事」 といったお話。 そして、「そういった取り組みは、一人あるいは一つの医療機関ではできない!」 「住民主体といっても、市町村のヤル気、それを後押しする県の前向きな戦略、更には医療機関や関係団体の協働による支援 が必要」 といったお話。 本当に勉強になりました。

早速 先生の著書を入手しましたので、しっかり復習し、業務に活かしていきたいと思います。

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経営管理部 松本賢一