福祉の街 デイサービス上尾

10月の音楽療法予定と4年目の音楽療法

皆さま、こんにちは。 「音楽療法ラボ」担当の くどう です。

 
「ふくしのまちの音楽療法」 が本格導入されて 3年の月日が流れ、来月からは 4年目に突入します。
「音楽療法って何?」 というところから始まり、お客様、関係者の皆さまへの啓蒙活動、また、スタッフの資質向上も目的とした MT実施等の音楽療法活動を行ってきました。
今では自ら楽器を持ってお客様と関わるスタッフが増え、音楽療法士一人では手が回らない為、スタッフに助けられながらここまでこれたことに感謝しています。

特に中重度のお客様への音楽療法の効果が高く、只今 「デイサービスふくしのまち熊谷平戸」 で実践しています。 くどう がいない日でも、スタッフによる口腔機能、認知機能の改善を目標とした歌唱活動を行っています。
現在導入から 2ヶ月目を迎え、よだれや食べこぼしの減少、発語(会話)の増加、が認められています。 まずは 3ヶ月の実践予定ですので、詳細内容は追ってご紹介させていただきます。


ベッドでの音楽療法
デイサービスふくしのまち上尾」 をご利用中の歌が大好きな  Z様(介護度4) は、最近体調が芳しくなく、ベットで静養いただくことが多くなっています。 それでも Z様は 「私は歌さえあればいいの♪」 とおっしゃって下さる為、ベッドでの音楽療法をスタッフがサポートして実践しています。
受動的音楽療法 として 「聴いているだけ」 の音楽療法もありますが、そこは "音楽の力" か、歌唱や会話が聴こえてきます。 集団音楽療法 の中でもこうした個別対応を行っています。
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お客様同士の交流
音楽療法を実施している福祉の街の各施設には、軽度から重度まで様々な介護度のお客様がいらっしゃいます。 集団音楽療法 を続けていますと、有難いことに比較的軽度なお客様が、中重度のお客様をサポートして下さる姿が多く見られます。 他者を援助することによって自信が生まれ、自己肯定感にもつながります。
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(軽度の S様が重度の O様へ歌集を見せて、耳元で歌ってくれています。)

普段大人しい男性のお客様にも自発的な交流が見られるようになりました。
男性のお客様 O様は、お隣に座る S様の 「トーンチャイムの鳴らし方が分からない・・・」 というご様子を察して、 S様の楽器で鳴らし方のお手本を示して下さいました。
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また、ご自身のペースで自由に過ごされている K様も、自ら目の前にいた S様に 「どこをやってるの?」 と尋ねて来られるなど、通常のテーブル席ではあまり見られない他者交流が自然と生まれます。
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こうした くどう の介入が無いお客様同士の交流は、 集団音楽療法 の目的の一つでもあります。
音楽ってやっぱり "人と人を結びつける力" がありますね♪

4年目の音楽療法は、特に中重度のお客様の個別対応を強化していきます。 そのためにも更なるスタッフの介助技術を向上し、 音楽療法 の専門性を高めていきます。

ふくしのまち大袋」 では、第 2週に 山口MT による音楽療法をすでに導入しています。
くどう とはまた違った 「振り舞い」 などの体操や認知症予防のストレッチ発声など多く盛り込んだ内容となっています。
是非一度見学にお越しください!